政治オタクの私がアイドルオーディション『ミスiD』に出た理由

みなさんこんにちは、政治オタクの町田彩夏です。

 

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私は現在、講談社が主催する、新しい時代にふさわしいまだ見たことのない女の子を発掘し、育てる『ミスID 2016』というオーディションに参加し、セミファイナリストとして、ファイナリストをかけた選挙戦を戦っています。

 

 

このオーディションは、ミスマガジンを前身とし、今年で第4回目です。第1回大会で、モデルの玉城ティナさんを輩出しています。(詳しくは公式サイトに書いてあります。)

 

 

『iD』とは『アイドル』『アイデンティティー』の2つの意味があるそうです。だから、なのかはわからないけれど、モデルや、みんなが想像するアイドルはもちろんのこと、落語家、格闘家、グラビアアイドル、AV女優、そして学生団体発起人である私といったように、さまざまな『アイドル』たちが犇めき合っています。

 

 

とはいえ、いくら個性的なアイデンティティを尊重してくれるとしても、どうして高校時代から足しげく永田町に通い、本会議や委員会を見学し、何人もの政治家にインタビューをし、政治家や有識者を呼んだシンポジウムを開催してきたような、政治オタクの私が、アイドルを発掘するオーディションに出たのでしょう。政策を作る側になりたいという夢があるのだから、大人しく勉強をしていればいいものを、どうして、今このタイミングで過酷なレースにチャレンジすることになったのでしょう。

 

 

ファイナリストをかけた選挙戦も終盤に近づき、自分の中でも整理をしたいなとおもったので、その理由をブログに書き起こしました。ではさっそく見ていきましょう。

 

 

 

 

 エンターテイメント×政治を実現したかったから

 

一番の理由は、エンタメ×政治の実現です。


私は、自身の生徒会活動を通して、選挙・政治に興味を持つようになりました。そこから発展して、私は高校2年次より、18歳選挙権実現運動を起こしている団体「TRM」を立ち上げ、2015年6月に18歳選挙権が実現するまで、粘り強く活動を続けてきました。

 

(当日の様子はこちら 18歳選挙権成立!若者の声を政治に届けよう | 選挙ドットコム )

 

2016年夏の参院選から、18歳以上の国民が投票出来るようになった訳ですが、ここで1つの懸念が浮かびます。若者の投票率が低い日本の現状で、10代の投票率って結局低いままなんじゃないかって。確かに私たちは、18歳選挙権の実現を訴える時、実現による政治教育(有権者としての判断能力を養う教育)の拡充によって、若者全体の投票率をあげていこうと言ってきました。しかし、現実に目を向けてみると、教育は1日2日で、成し得るものではありません。10年単位の教育を行ってこそ、ようやく効果が見えてくるものです。そこで、18歳選挙権の実現という政策を有用なものにするためにも、教育だけに留まらず、今の日本の、政治=タブーであるというイメージを払拭し、政治をみんなが話しやすい、興味を持ちやすいものにしようと思いました。そのためには、親しみのあり、注目をあつめるアイドルという存在が適任だと考えたのです。

 

その考えは、ニッポンのジレンマに出演した時、裏打ちされた事実へと変わりました。「まっちーが話してると、政治って面白そうに聞こえるね。」「町田さんみたいに、社会問題についてまっすぐ向き合う人ってカッコイイなと思いました。」「可愛い女の子が話してると、政治おじさん臭いイメージと違って、楽しいね。」このように、SNSはもちろん、直接話かけて下さった方もいました。

 

『私がテレビで政治を語ると世の中って少しは変わるのかもしれない。』

 

なんとかして、この志を実現したい。そう、確信した瞬間でした。

 

実は私は、某有名アイドルグループのオーディションにも政治アイドルになりたいと、書類を送ったことがあります。結果としては、すべて書類審査で落とされてしまいました。さらに、タレントが政治の事を語ると、すぐに炎上してしまうという風に、今の日本では、エンターテイメント×政治が必要なのにも拘らず、両者の間には深い溝が存在しているのです。

 

 

そんな中、「政治を全面に押し出していいよ。」「炎上しても僕らはかまわないよ。」と言ってくれたのが、ミスiDでした。

 

 

『私にはここしかない。ここでなら志を達成することが出来る。』そう強く思いました。この1ヶ月弱のファイナリストをかけた、選挙戦の中で、この思いはますます強くなったし、ミスiDから私を知って、応援してくれる方もたくさん増えました。その人たちの思いに応え、そして、私の理想とした社会を創るためにも、どうしてもファイナリストに残って、この想いを伝えたい。これが私の切なる想いです。

 

 

これが私の一番の理由です。少し長くなってしまいましたが、お読み頂き本当にありがとうございます。この熱い想いが、少しでも多くの方に届きますように。そして、応援して下さるととても嬉しいです。

 

 

 

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また、番外編としてもう2つの理由もあるので、気になる方は読んでくださいませ。

 

 

①アイドルの選挙を研究してみたかったから

ニッポンのジレンマしかり、schooしかり、選挙が好きという話をすると、必ずと言っていいほど聞かれるのが「アイドルの選挙とかはどう?」という質問です。AKBグループの総選挙は、お祭りみたいで見ていてワクワクするし楽しいなぁという感想は持っていましたが、実際のところどうなのかを、自身が身を置くことで知りたいと思ったからです。

 

さらにいえば、私は、選挙を観戦するのはもちろん好きですが、選挙に参加する方がもっともっと好きです。なので、自分自身がアイドルたちと、切磋琢磨出来る空間が広がっていて、その機会を得ることが出来るミスiDは私にとって、理想の学び舎だったのです。

実際に、どういう写真がCHEER

cheerz.cz

されやすいのか、を100人以上のアイドルの写真をみて傾向を見つけたり、どうやってファン=自分を応援してくれる人を増やしていくのかを学んだり、どういう風にお願いをするとそれが届くのかなど、アイドル業だけに関わらず、これから生きていく上でも役立つことを絶賛学び中です。学ぶことが好きな私としては、セミファイナリスト中のこの期間は、毎日が楽しいです。

 

 

 

②アイドルになりたいという、中学生のころからの夢に限界までチャレンジしたかったから。

中学生ぐらいの時って、アイドルに憧れますよね。みなさん憧れませんでしたか?私の場合は、AKBが爆発的な大ヒットを出し始めた頃が中学生の時だったので、文化祭やダンスの授業でダンスを完コピしたり、総選挙の話で盛り上がったものです。そして、選挙が好きだった私は、前田敦子さんのスピーチを聞いて、いつか私もこんな風に大勢の前でスピーチしたいという夢をもったのです。

 

その後、いろいろなオーディションを10個弱受けましたが、1回の除いて書類審査で落選し続けて来たのでした。唯一受かった、school of lock とlotteのコラボ商品 toppaのパッケージモデルを経験させて頂いた時には、被写体として想いを伝えるワクワク感を実感しました。

 

もう一度、あの感覚を味わいたい、アイドルになってスピーチをしたいという想いをずっと忘れられずにいた私は、今回立候補するに至ったのです。4000人を超える応募の中から、100人のセミファイナイストに選んで頂き、こうして活動できているのが夢のようです。

 

 

 

 

以上が政治オタクの私が、アイドルオーディション『ミスiD』に出た理由です。
長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さり、本当にありがとうございます。

 

 

次回は、私の考えるアイドル像について、お話をしたいと思います。