私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題〜後編〜

みなさんこんにちは。レイトショーで夜遅くに、空いている映画館で、毛布にくるまりながら映画をみたい気持ちでいっぱいの町田彩夏です。

 

本日は昨日に引き続き、私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題〜後編〜をお送りしていきます。

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気になる人は前編から読むと、よりわかりやすいかも▷(ネタバレ注意)

ayaka-m-y.hatenablog.com

 

 

 

本日紹介する私が読み取った社会問題は次の3つです。

 

♡4 結婚に対する価値観

 

本日28日に、渋谷区で同姓カップルを結婚に準じる関係と公的に認める「パートナーシップ」証明書の申請受付が始まったように、世の中には様々な婚姻の形があります。アンハサウェイを例にとってみれば、自身が社長としてバリバリ働く一方、旦那さんは将来を期待されていたのにもかかわらず、会社を辞め「専業主夫」として娘を育ています。(日本によくあるパターンの真逆だね。)ロバートデニーロは妻に先立たれ独りぼっち。アンハサウェイの会社で働く整体師を演じる、ルネロッソは離婚し、ただ今シングル。

 

このように、作中でも様々な、婚姻の形やそのあり方が描かれています。特に印象に残っているのは、ルネロッソの「この年でシングルっていうといろいろ詮索されるのがイヤ。」という言葉です。

物語の終盤では、ロバートデニーロとルネロッソが、急接近したりと、第二のパートナーと生きるという価値観も提唱されています。

 

価値観が多様化していく中で、これから先、婚姻という概念や、そのあり方が、フレキシブルなものに変わっていくだろうなと思いますが、その一方で、それを社会が受け入れるか、制度が追いつくだろうかという心配はあります。しかし、今日が、地域限定ではありますが、パートナーシップ証明書の申請受付が始まった、大きな1歩だと考えると、これからも、その歩みは止まらないで欲しいなと思います。

 

 

♡5 オーバーワーク・働き過ぎ

 

ここ数年、日本では、ブラック企業という言葉が人々に膾炙し、「働き過ぎ」が社会問題の1つとなっています。作中のアンハサウェイの会社も例外ではありません。立ち上げたばかりのベンチャー企業では、確かにこれぐらい必死になって働かなければならない、のかもしれませんが、過度な労働は、返ってその生産性を下げてしまうときもあります。

 

例えば、アンハサウェイの秘書は、上司の分刻みのスケジューリングをこなすだけで、手一杯。さらに、資料作成、売り上げの分析等やることは尽きず、机の上には資料が山積み。お化粧っけもなく、洋服もどこかイケていない。1日のうち15時間を労働に費やしているのに、と働き過ぎからくるストレスで、遂には職場で泣き出してしまいます。

 

そんな時、ロバートデニーロが、一旦家に帰って、身体をやすめなさいとアドバイスします。すると、仕事の効率はアップ、綺麗にセットされたヘアメイクと、オシャレなスーツで、出勤するようになりました。このように、度が過ぎた働き過ぎは、作業効率を下げるだけでなく、精神衛生上もよくないことがわかります。

 

ここからは、1人で抱え込まないで、仕事を分担することの大切さが、目に見えて伝わってきました。

 

 

♡6 ワークライフバランスの実現


ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」つまり、仕事も大事、趣味や家庭も大事、バランスをとった生き方です。

 

物語の序盤では、仕事以外の内容は時間がもったいない、とでもいわんばかりの雰囲気で、仕事だけと向き合い、仕事をこなしていくアンハサウェイ。しかし、ロバートデニーロとの交流を通して、次第に仕事と生活のバランスをとるようになります。例えば、ロバートデニーロに、Facebookの使い方を教えてあげたり、と、徐々に仕事以外にも目を向けるようになるのです。

 

それが顕著に現れるのは、物語の終盤。ロバートデニーロが、有給を使い(この時点で彼はワークライフバランスを実践していますよね)、太極拳を公園でしています。そこへ、ある報告をしにやってきた、アンハサウェイ。「太極拳が終わったら、ゆっくり話を聞こう。」といって、二人で太極拳を楽しみます。(物語上では)ほんの数時間前まで、仕事の鬼だった彼女が、一刻も早くしたい報告の言葉を飲み込んで、太極拳を楽しめるほど、心に余裕ができた。これこそが、彼女の中でのワークライフバランスを実践するようになったことを表しているなぁと考えました。

 

今日本でも、ワークライフバランスの重要性が説かれていますが、なかなか人々に浸透しているようには感じられません。ワークライフバランス実現のためには、仕事以外も楽しむことで生産性もあがるということを実感することが、一番の近道なんじゃないかなと思っています。

 

以上が、私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題の後編でした!いかがでしたか?この映画の本当にすごいなぁと思ったのは、これだけの社会問題を、さらっと物語の構成の中に詰め込んでしまうところです。しかも、どの問題を扱うときも、決してシリアスすぎず、軽快に描いている。観ている私たちは、知らず知らずの内に、いろんな壁にぶつかります。そして、それに対する答えのヒントまで、この映画は与えてくれているのです。

 

昨日、このブログを公開したところ、何人かから、私は映画の終わり方に納得していないんだよね〜、という声をもらったので、私なりの、考えもかいてみようかな、と思案中です。

 

今日も読んで下さりありがとうございます。それではまた、明日。

 

町田彩夏

 

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