私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題〜前編〜

みなさんこんにちは。久しぶりに映画を観て、改めて映画って面白いなと思った町田彩夏です。

 

そんな私が今回観たのはこの映画!

 

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(公式HPのスクリーンショットです

 

 

 

wwws.warnerbros.co.jp

 

 

今回は、私が『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題についてご紹介致します。

 

 


以下ネタバレを含みますので、これからご覧になる方は、それを承知の上でお願い致します。

 

 

 

プラダを着た悪魔』の続編がもっとも望ましい形で実現したとでも言いたくなる作品、と評されたこの映画ですが、実際に観てみて、びっくり。全然続編じゃない。

 

 

 

プラダを着た悪魔』は、若い女性が、これから先のキラキラした人生で、仕事も恋愛も全部頑張る!私は私の人生を歩みたい!という思いの中で、様々困難にぶつかりながらも、それを乗り越えていくという、「手に入れる前」のお話が主題となっていますす。それに対し、『マイ・インターン』は、仕事で大成功をおさめ、結婚し、可愛い娘に恵まれ、良い主夫に支えられている状態、つまり「手に入れた後」のお話なのです。

 

 

一見すると、どちらもバリバリ働く女性が、テーマのように見えますが、両者にはこのような違いがあります。

 

 

 

『マイ・インターン』で描かれているのは、女性のキャリアだけではありません。今、日本や世界が直面している、様々な社会問題についても、問題提起をしていて、それがストーリーの中に、さらっと組み込まれているという点で、非常にワクワクしました。

 

 

というのも、私には「政治を語ることを『タブー』から『日常』にしたい。」という志があります。(そのために今、講談社主催のミスiDというオーディションに参加しています。)この映画の、数多くの社会問題に触れているのにもかかわらず、それをさわやかに描ききっているところが、この志実現に近いなと思ったからです。

 

 

それでは、私が『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題についてご紹介致します。

 

 

♡1 高齢者のセカンドライフの充実

 

この物語は、会社を定年退職し、妻に先立たれ、社会との繫がりが欲しいと思っている、ロバートデニーロが扮する72歳の老人が、掲示板で高齢者のインターン募集を見つけるところから始まります。少子高齢化が進む、各国では、定年退職したあとの、第二の人生をどう歩み、どう社会と繋がっていくのか、が問題のひとつとなっています。

 

インターン採用課題が、自己PR動画を撮って、YouTubeにアップロードして、だったり、採用先の会社が、ファッションECサイトだったり、普段お年寄りと、なじみの無い分野が掛け合わされています。最初は、周りから疎まれる彼ですが、現役時代の経験を活かし、人気者になっていきます。先進的なApple社のパソコンが所狭しと並べられるオフィスの中で、彼のヴィンテージ物の私物は、ダサいという評価から、次第に、格好良いという評価に変わっていきます。

 

このように、この問題に対しては、世代間対立をするのではなく、両者の良い部分を取り入れ、掛け合わせることで、お年寄りにとっても、現役世代にとっても、相乗効果を生み出すという答えが出されていました。

 

 

 

 

♡2 子離れ出来ない親との関係性

 

アンハサウェイの母は、睡眠についての研究をする学者ですが、彼女は毎日、朝決まった時間に、アンハサウェイに電話をしてきます。しかし、会話の内容は、決して盛り上がる内容ではありません。二人の仲はとてつもなく、悪いのです。詳しくは作中では描かれていなかったので、私の想像ですが、子どもを心配するあまり、子離れできない親と、親と適度な距離をとることが苦手な子どもの問題を描いているのだろうと考えます。

 

上手く距離をとれない原因として、それぞれ、自分の親世代との交流を持つ機会が、極端に少ないから、子ども以外に何か興味や関心のあることが無い、というものが挙げられます。

 

この問題に関しては、母と同じ世代のロバートデニーロとの交流を通して、接し方、適度な距離の取り方を学ぶことで、今後改善されていくといいなぁというのが、私の思いです。

 

 

♡3 ジェンダーに縛られる人々

 

やはり、女性がキャリアウーマンとして働いていくにあたって、必ずぶち当たる壁が「ジェンダー」です。ジェンダーとは、生物的な性別ではなく、社会的によって作られた性差、例えば、家事は女性がやるものだ、というものです。

 

アンハサウェイが、自分の商売をギャル商売といわれた、女だからって甘くみられないようにこんなに努力してきたのに、と悔し涙を流すシーンもある一方で、また、彼女自身も男性に対して、知らず知らずの内に、ジェンダーに縛られている描写もありました。部下の男性たちを労いに、バーに出かけた時、彼女もまた、最近の男は〜といった発言をしています。

 

ジェンダーに関する問題は、人々の意識の底に、無意識に形成されていることがほとんどです。なので、自分でもなかなか気付くことが出来ないのが難しい所です。この問題に対しての解決策は、簡単ではありませんが、お互いが直接対話していくことで、ジェンダーに縛られているという事実に気付くことが、遠い道のようで、有用な策だと考えました。

 

 

 

以上が、私が映画『マイ・インターン』を観て読み取った6つの社会問題の前編です。このまま続けて書いていくと、とてつもなく長くなりそうなので、前後編でお伝えすることにしました。書けば書くほど、伝えたいことが増えますね。

 

 

映画と社会問題を紐づけて考えてみるのは、私としても初めての試みなので、みなさんから感想をもらえると嬉しいです。



それでは後編でお会いしましょう。読んで下さり、本当にありがとうございます。

 

町田彩夏

 

 

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